ナカマナオミ

鹿児島生まれ、ニュージーランド育ちの画家。移ろいゆくものの儚さや、不完全なものに宿る美しさに惹かれ、心に映る情景や記憶を抽象的な表現で描いています。

会期中、かつて窯元だった会場の裏手に残されていた焼き物の破片を取り入れ、絵画と組み合わせた立体作品を展示。誰にも見向きされなくなった破片の中に静かに刻まれた時間の蓄積や人の手の痕跡に強く心を動かされました。その不完全な美しさや記憶のかけらをすくい上げるように、自身の絵画と響き合う空間を創り出したいと考えています。

鹿児島へ戻ってから生まれた、新たな表現の形をぜひご覧ください。