
秋田県を拠点に作陶しています。各地の窯場で職人に学ぶなかで、その技と精神に強く惹かれ、陶芸の道へ進みました。「職人にしか作れないものがある」と信じ、長く使い続けられる器を目指して、日常の暮らしに寄り添うものづくりを大切にしています。
秋田の冬は長く、厳しいものです。寒さの中で生まれる器は、食卓に温かさを添える存在でありたいと思っています。器の形は食べ物の熱が逃げにくく、色合いは落ち着きと温もりを感じられるものに。手触りにも工夫を重ね、冷たさを感じさせないよう心を配っています。
会期中は「冬のうつわ」をテーマに、そんな想いを込めた作品をご紹介します。寒い季節の暮らしを豊かにし、長く愛用していただける日常の器を、ぜひお手に取ってご覧ください。
- @nakajimagama17
